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 ISM研究会の皆さん,今井です。

 プライバシー保護の観点から,なるべくアクセスログを見ないようにしてい
るのですが,時々確認してみると,アクセス制限されているページにアクセス
することができないユーザがいらっしゃいます。もちろん,外部からのアクセ
スであれば,アクセス拒否されて当然なのですが,ひょっとしたら研究会の会
員の中にもアクセス拒否されてしまったという方がいらっしゃるかもしれな
い[*1]ので,ここで,ユーザ名あるいはパスワードの入力についての注意点を
記しておきます。

[*1]アクセスログにはIPアドレスという,一種の利用者
情報が記録されています。けれども,このIPアドレスと
いうものは,インターネットについて言うと,(インタ
ーネットを利用している)人間をアイデンティファイす
るものではなく,(インターネットに接続されている)
機器をアイデンティファイするものです。従って,この
IPアドレスから利用者個人を正確に特定する(アイデン
ティファイする)ことは私個人には不可能なので,どう
か利用者の方はご安心ください。

 特に,いくつかのプロクシを通しててる場合とか,
HTTPヘッダ偽造ソフトウェアをブラウザに組み込んでい
る場合とかには,実際に使われている機器の特定さえ,
私個人には不可能です。

 但し,例えば特定のホストコンピュータを通じてアク
セスしている場合には,──決して利用者を特定するこ
とができるわけではありませんが──,大体,利用者が
誰であるのか,推測できてしまう場合があります。それ
さえお嫌であれば,──本来の使用法とは異なります
し,トラフィックを増加させるので,あまりお薦めする
ことはできませんが──,プロクシをいくつも通すなど
の対策をとるようにしてください。

 なお,刑事上の犯罪や民事上の不法行為が行われてい
る場合には,もちろん,プロバイダ,端末提供者,警察
などと協力して,利用者個人を特定していくことになり
ます。

 また,このアクセスログを外部に公開することは絶対
にありません。その他,プライバシー保護についてのご
疑問がある場合には,──
http://www.ism-society.org/Policy.htm
をご覧ください。

1. パスワードについては,新サーバに移行する際に,一度,変更されていま
   す。新パスワード(現在有効なパスワード)は皆さんにお配りした『@ISM
   研究会(第二版)』をご覧ください。繰り返しますが,現在有効なパスワ
   ードが記されているのは“第二版”の方です。

※皆さんの手許には『@ISM研究会』と『@ISM研究会
(第二版)』とをお配りしましたが,その中で,『@ISM
研究会』で記載されているパスワードは現在では全く無
効です。

2. いわゆる半角文字といわゆる全角文字とは区別されます。ISM on the Web
   では,ユーザ名・パスワードともに,必ずいわゆる“半角英数字”(ASCII
   キャラクタ)で入力するようにしてください。

※例えば,「ISM」と「ISM」とは全く別のものとし
て扱われます。

※“半角英数字”を確実に入力するには,予め,IME,
FEP,IMなどと呼ばれている,かな漢字変換ソフトの機
能をオフにしておくといいかもしれません。例えば,
Windows環境では,通常のIME(MS-IMEなど)は,デフォ
ルトの設定では,[Alt]と[半角/全角]キーとを同
時に押すなどのやり方で,IMEの機能をオフにしたりオ
ンにしたりすることができるはずです。

3. スペースは一つの文字として扱われます。ISM on the Webでは,ユーザ
   名・パスワードには,スペースは一つも入りません。

※例えば,「This Is」と「ThisIs」とはまったく別の
ものとして扱われます。

※ISM on the Webでは,ユーザ名・パスワードの前にも
後にも中にも,どこにもスペースは入りません。

※特に,多くの視覚的環境では,ユーザ名の後にスペー
スを入れてしまった場合に,画面上からはそれを確認し
にくいかもしれません。例えば,もし仮に「ThisIs」が
正しいパスワードであるとするならば,「ThisIs 」は
間違ったパスワードです。必ず,入力時に,スペースが
入らないようにお気を付けください。

4. 大文字と小文字とは区別されます。『@ISM研究会(第二版)』をご覧にな
   りながら,正確に入力するようにしてください。

※例えば,「ISM」と「ism」とは全く別のものとして扱
われます。

※PC互換のキーボードの場合には,デフォルトの状態
(Caps Lockがオフになっている状態)では,小文字の
アルファベットを入力するには,そのまま当該アルファ
ベットのキーを押します。また,大文字のアルファベッ
トを入力するには,[Shift]キーと当該アルファベッ
トのキーとを同時に押します。

※但し,Caps Lockがオンになっている状態では,当該
アルファベットのキーを押すと大文字が入力され,
[Shift]キーと当該アルファベットのキーとを同時に
押すと小文字が入力されます。つまり,上の例とは逆に
なるわけです。

※多くの環境では,Caps Lockのオン/オフはキーボー
ドで切り替えることができます。例えば,PC-AT互換機
で使われているOADG仕様の日本語キーボードの場合に
は,デフォルトの設定では,[Shift]キーと[Caps 
Lock]キーとを同時に押すと,Caps Lockのオン/オフ
が切り替わります。

※多くの環境では,Caps Lockのオン/オフはキーボー
ド上あるいはIMEのウィンドウ上で表示されているはず
です。

5. 多くの視覚的環境では,パスワードを入力しても表示上は「*」(アスタリ
   スティック)になってしまいますので,ブラインドタッチができない方
   は,キーボードを見ながら入力するようにしてください。あるいは,マル
   チウィンドウ環境(Windows,Mac,x-windowなど)の場合には,予めエデ
   ィタ(メモ帳とかSimpleTextとか)などでパスワードを入力しておいて,
   それをパスワード入力ダイアログボックスにCopy & Pasteするといいかも
   しれません。

          **************************************************

 上記1〜4に従ってもやはりパスワードでロックされたページにアクセスする
ことができなかった方がいらしたら,このメーリングリストにてお知らせくだ
さい。